【4】 税理士選びで重要な事

 税理士事務所の良し悪しは、客観的な格付け機関が存在しない為、実際に仕事を依頼してみなければわかりません。残念ながらこれが現状です。しかし、事前にいくらかの判断できる材料はあります。一つの参考として、税理士事務所の代表的な区分方法を使って見てみましょう。

@ 税理士事務所の代表的な区分方法

 一般的に税理士及び税理士事務所を区分する場合には以下の様な分け方があります。

  • 大規模な事務所」中小事務所」
  • 税理士法人税理士個人の事務所」
  • 「税理士の年齢が比較的高い事務所」若手の事務所」
  • 専門分野に特化した事務所」一般的な事務所」
  • 税理士試験合格組の事務所」それ以外で資格取得をした税理士の事務所」

お客様の求めるニーズにより、どの組み合わせによる事務所が良いのかは異なります。

A ニーズによる税理士事務所選び

 どのような事務所を選ぶにしても、もっとも重要なのが、「信頼できそうな税理士か?」という事です。税理士業務は、「重要な資料をお客様からお預かりする」「処理に必要な情報をよくお聞きする」という事が基本となります。即ち、自分と相性が合うのか否かがまず最初の入口であると同時に、最も重要な事となります。これは、十人十色の部分ですので、ここをクリアしたものとすると、いよいよニーズによる判断となります。まず、ホームページやパンフレットなどで、事務所の概略をつかみます。ここで、重要な事は、「自分ができない仕事は業務内容として詳しく載っていない。」という事と、「所長のプロフィールで、得意な事と不得意な事の概略がわかる。」という事です。これをもとに、自分の依頼したい仕事内容及びニーズを確認します。


   私見として、いくつか例示をしてみます。

  • 金額が大きすぎるもの」特殊なもの」税理士を多く抱えている大規模事務所』専門特化した事務所』を選んだ方がよい。
  • 「比較的小規模であったり、あるいは起業したばかり」の会社や個人事業主は、所長税理士との距離が比較的近く、また小回りが利く『中小規模の事務所』の方がよい。
  • 年齢的には、やはり『年齢層が近い』方が相談しやすい。


 これ以外にも挙げたい例はいくつもあるのですが、なかなか若輩者の私にはコメントしづらい部分もありますので、これ位でとどめておきます。これまで色々と述べてきましたが、現実には、仕事を実際に依頼してみないとわからないというのが結論です。ただ、お客様にご認識頂きたい事があります。それは、「顧問料をお支払になっているのはお客様である。」という事です。即ち、「顧問料と実際のサービス内容を比較し、税理士事務所を続けるのもやめるのもお客様のご判断一つ」という事です。「税理士のもつ専門知識をうまく使いこなせているか」という視点であらためてご確認頂きたいと思います。お客様の本当に求めている税理士はどこかにきっと存在しているはずです。